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安全帯を知る

ランヤード/点検と交換

"ランヤード"とは、合成繊維製のロープまたはストラップに、フック・D環・巻取器・ショックアブソーバー・伸縮調節器などの部品を付けた「安全帯の"命綱"部分」です。毎回使用前に点検を行い、損傷があれば即時新品に交換してください。また、損傷が見当たらない場合も、使用開始から約2年を目安に新品に交換なさることをお勧めします。

ランヤードの種類

ランヤードには「ロープ式」「ストラップ式」「ストラップ(帯ロープ)巻取式」の3種類があります。

ロープ式
  • 「ロープ式」は、直径10~16mmのナイロンロープのランヤードで、一般高所用安全帯には3ツ打ロープと8ツ打ロープのどちらかが、また柱上用安全帯には主に直径16mmの3ツ打ロープが採用されています。 8ツ打ロープは、"クロスロープ"とも呼ばれ、柔らかく扱いやすいのが特長ですが、3ツ打ロープと比較して"太くなって縮む"傾向が強く、それに伴う強度低下が比較的大きいので、念入りに点検し早めにお取り替えいただく必要があります。
ストラップ式
  • 「ストラップ式」は、ナイロン製綾織ベルトのランヤードで、一般高所用安全帯でロープに替えて使われています。 8ツ打ロープ同様に、ソフトで扱いやすいメリットがありますが、やはり強度は3ツ打ロープより早く低下するので、こまめな点検と早期取替が肝要です。
ストラップ(帯ロープ)巻取式
  • 「ストラップ(帯ロープ)巻取式」は、"リーロックS"などの巻取式安全帯の専用ストラップで、芯糸の高強度アラミド繊維をポリエステル繊維で被覆した、薄型で初期強度が高く巻取収納に適した細幅ベルトです。ただし、アラミド繊維は紫外線暴露や屈曲によって強度が速いペースで低下するので、ストラップ表面の磨耗や傷に気を配り、それらの損傷が見られる場合は早期に新しい巻取式ランヤードに交換してください。

点検・交換の目安

点検の際は、次の廃棄基準一覧表に照らし合わせて、各部をチェックしてください。

一般高所用安全帯の一本つり専用ランヤード(ロープまたはストラップ)の廃棄基準

  • ストラップ(帯ロープ)(17mm幅)

  • 三ツ打ロープ((直径10mm~16mm)

  • 八ツ打(クロス)ロープ(直径10mm~16mm)

交換時期

ロープやストラップに以下の(1)~(7)のような損傷があるものは、
強度が大幅に低下し、墜落の衝撃で切断される危険性が高くなっています。
すぐに使用を中止して新しい安全帯またはランヤードに交換願います。

(1) 摩耗によりアラミド芯糸が露出している。
(1) 摩耗によりヤーン(糸)が合計7本以上切れている。
またはロープ全体が棒状になり硬化している。
(2) 2mm以上切損してアラミド芯糸が
露出している。
(2)1ヶ所または複数ヶ所に切損が見られ、合計で7ヤーン以上が切れている。
(3) 焼け焦げ・溶解によりアラミド芯糸
が露出している。
(3) スパッタや熱により、ヤーン(糸)7本以上に焼け焦げや溶解箇所が見られる。
(4) 塗料などが付着して、その部分が
硬化している。
(4) キンクや型崩れが見られたり、ストランド(束)の飛び出しが発生している。
(5)帯ロープ自体が変形して
波打っている。
(5)塗料が付着して硬化している。または薬品等の付着により顕著な溶解や
変色が認められる。
(6) チューブが破れている。
(6)サツマ編み込み部でストランド(束)の抜けや編み込みの型崩れがある。
(7) 縫い糸やアラミド芯糸が露出して
いる。
(7)サツマ編みの輪の中のシンブルがとれたり、とれかかったりしている。

柱上用安全帯のロープの廃棄基準

ナイロン三ツ打ロープ直径14~16mm

交換時期

ロープに以下の磨耗程度(5)のような損傷があるものは、墜落の衝撃で切断される危険性が
高くなっています。すぐに使用を中止して新しい安全帯またはロープに交換願います。

磨耗程度(1)
磨耗程度(2)
磨耗程度(3)
磨耗程度(4)
磨耗程度(5)取替が必要

(注意)赤芯入りロープの場合は「磨耗程度⑤」で赤芯が露出します

次の状態のロープは取り替えてください。

(1)損傷 ヤーン(糸)に合計で7本以上にわたって「切り傷=糸切れ」がある
(2)溶解 ヤーン(糸)に合計で7本以上にわたって「焼き傷=焦げ跡」がついている
(3)さつま編み込み さつま編み込み回数が3回未満になったもの(さつま編み込みが抜けたもの)

(注意)赤芯入りロープの場合は「磨耗程度⑤」で赤芯が露出します

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