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墜落制止用器具 / 使用上の注意事項

墜落制止用器具を使用する際は以下の点に注意してください。
注意事項・禁止事項を理解し、安全な作業を行いましょう。

墜落制止用器具はU字つり厳禁

墜落制止用器具はロープ式でもストラップ巻取式でも、右の写真のように1本つりの状態でしか使えません。 墜落したときにロープやストラップで身体をつなぎ止めることを目的に強度・耐久性が設定されているので、墜落制止用器具に体重をかけるような使い方は危険です。
「a」のイラストのように、胴ベルトの右腰の部分にもう1つD環を取り付けるなど、「b」のイラストのようなU字つり状態で体を預けて使用することは違法であり、非常に危険です。絶対にこのような使い方はせず、U字つり作業にはワークポジショニング器具 をご使用ください。

墜落制止用器具のランヤード・フックを垂れ下げず、引っ掛かりを防止

ロープ式ランヤードでフックを対象物に掛けていない時は、フックを休止フック掛けに掛けるか又はロープ収納袋に納めてください。
巻取式のランヤードでフックを対象物に掛けていない時は、ストラップを巻取器に収納し、フックを休止掛けに掛けるか又はフック収納袋に納めてください。

ストラップ巻取式の墜落制止用器具で走ると危険

巻取式のランヤードはストラップがロックされる場合があるので、フックを掛けた状態で、飛び降りる、走る等の急な動きはしないでください。

火花や薬品などに触れさせないで

溶接の火花・強い酸やアルカリ・油・その他高温高熱の物体や化学薬品類が
製品にかかったり触れたりしないようにしてください。

使用前に点検を

墜落制止用器具は日常点検が大切です。ランヤード(ロープ・ストラップ部)は毎日点検を心がけ、胴ベルト・金具も定期的に点検を行いましょう。