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サンコーの歴史
HISTORY

サンコーの歴史

サンコー株式会社は昭和23年、終戦直後の混乱の中で「白羊編物工芸有限会社」として創業しました。やがて、時代の針路は安全という新たな羅針盤を指し示し、私たちは安全器具の総合メーカーへと舵を切りました。

数々の困難な時代を「チャレンジ精神」と「創意工夫」で乗り越え、挑戦と革新の歴史を築いてきました。
そのDNAは現在も継承され、未来を切り拓く原動力となっています。

History #01

「チャレンジ精神」と「創意工夫」の礎

家庭用編機メーカーとして創業

戦後の高度経済成長期、家庭用編機は手芸ブームとともに急速に普及し、サンコーも革新的な技術とデザインで多くの家庭に支持されました。

生活様式の変化や大量生産・大量消費体制の確立、さらにはファッションの多様化など時代の変化を受け、1969年には編機関連の売上が全体の5割を切ったことで安全器具への注力を決断し、1989年に編機部門を休止しました。

ここで培った経験は、今日につながる新たな挑戦への大切な財産となっています。

History #02

成長と進化の軌跡

安全器具メーカーとしての歩み

  • 1952

    電気工事用柱上安全帯を製造販売

    現場での作業性と安全性を追求する中、熟練の電気工事技術者が従来の麻ロープのみの胴綱に代わり、電柱上での作業中にロープの長さを自由に調整できる伸縮調整器とフックを備えた中桐式安全帯を開発。
    電気工事用柱上安全帯を製造販売
  • 1961

    タイタンブランド誕生!

    従来製品より強度が強く、安全性を数段高めた新素材を採用した新しい安全帯にギリシャ神話に登場し、力強さの代名詞でもある「タイタン」を採用。これが現在のタイタン(TITAN)ブランドの礎となりました。
    タイタンブランド誕生!
  • 1969

    安全器具専門メーカーとしての自信と自覚

    墜落防止器具へのニーズが高まる中、避難用・救助用安全帯、林野消防型安全帯、特殊昇降担架などの安全帯関連機器を次々と開発・製品化しました。その結果、編機関連が全体の48%の売上を記録する一方で、安全帯器具関連は52%に達し、従来の主要事業を上回りました。
  • 1972

    サンコー株式会社に社名変更

    主要取扱商品が安全器具にシフトする中、安全器具総合専門メーカーとしての確固たる位置づけを目指し、三興編物株式会社をサンコー株式会社に社名変更。
    サンコー株式会社に社名変更
  • 1983

    安全帯販売総数年間30万本突破

    35周年記念式典を沖縄で開催するとともに、初代社長の理念を受け継ぎながら、「創造と安全の架け橋の担い手」として、第二代社長・松本 正の指導の下、新たな方向へと舵を切りました。
    安全帯販売総数年間30万本突破
  • 1989

    編機部門を完全休止

    昭和60年編機部門閉鎖後もメーカー責任としてのアフターケアを中心に続けてきた編機部門を完全休止。これにより、安全関連器具専門メーカーとしての歩みを本格化させました。
  • 1991

    リーロック、インターロック内蔵巻取り式安全帯開発

    必要な長さだけ引き出して作業でき、万一の際には瞬時にロックがかかる「リーロック」を開発。最短落下距離で身体を保持し、二次災害のリスクを最小限に抑える設計を実現。優れた耐衝撃性能と洗練されたデザインを備えた、新時代の巻取り式安全帯が誕生。
    リーロック、インターロック内蔵巻取り式安全帯開発
  • 2017

    新生サンコー、ブランド刷新

    ロゴ、イメージカラーなど、ブランドイメージを一新し、イメージカラーに合わせた制服を新調するなど、未来へ向けて新たな一歩を踏み出しました。岡山工場を新設し生産体制を強化。
    新生サンコー、ブランド刷新
  • 2018

    70周年記念式典~慰安旅行

    2月9日ザ・リッツ・カールトン大阪にて拠点の社員を含める107名が集まり、創立70周年記念式典を開催。さらに慰安旅行で箱根に行き、節目の年を華やかに祝いました。
    70周年記念式典~慰安旅行
  • 2023

    物流センターを新設

    物流機能を強化し、事業拡大と顧客への迅速な製品供給体制を確立。
    物流センターを新設
History #03

安全への飽くなき探求心で、
未来を創造

安全への情熱を未来へつなぐ

「作業者の命を守りたい」創業から半世紀以上、その想いは今も私たちの胸に深く刻まれています。製品企画から設計、製造、検証、そしてその後のフィードバックまで、全てのプロセスにおいて、妥協を許さない安全性への追求を続けてきました。
常に現場の声に耳を傾け、安全品質の向上に妥協は許されません。100%の安全性を目指す地道な努力こそが、大切な命を守る唯一の道であると信じているからです。
これからも、安全のリーディングカンパニーとして、常に初心に立ち返り、半世紀以上の歴史に恥じないモノづくりに挑戦します。安全への情熱を未来へつなぎ、次の半世紀も、皆様の安全を支え続けます。